今回扱うストレッサーの思考の要因はストレスの真の根本と言っても過言でないくらいのものです。
思考が人それぞれ違うため同じストレスの要因でも反応の仕方も変わってきます。
人が頭の中で作る思考に対して直接働きかけるものですので、他の対処方法より負荷がかかります。
なんだか辛過ぎるなっと感じたら、無理せずに休んだり他のやり方を行ってみてください。
視野を広げ見方を変える
この画像を見るとどんなことを感じますが?
雄鹿が草原の上を前足を上げて勢いをつけている様子です。
おそらく、力強さやを感じたり、走って何処かに向かおうとしているのかな?
など思い浮かべられるのではないでしょうか?
人によっては、雌鹿がいて追いかけている。外敵がいて蹴飛ばしているなど物語を創っている方もいると思います。
では、もう一つの画像を見てみましょう。
さっきの画像を引いてみたものです。大木と弓矢をもった人物が見えました。
鹿に焦点を戻すと、このことから、どうやら雄鹿は弓を撃たれそうなので、前足を上げて勢いをつけて逃げようとしている様子なのではないかということが推測できます。
このように視野を広げて見えていなかった部分に焦点を当てた時と当てなかった時とでは大分意味が変わりあなたの認識が変わります。
この視野を広げることこそ、仮想世界から現実世界を見ることになります。
この作業をあなたの思考の要因にも行います。
枠組みを解体して認識を変える
雄鹿の例のように焦点を変えるとその情報の意味が変わったことが分かったと思います。
まずは、今までのシリーズの例に照らしてやってみます。
例えば、思考の要因がこのようなことがででいて行き詰まっていたら
- 何故こんなにうるさいの
- 何時だと思っているの?
- 怒鳴り散らしてやりたい
- 引っ越ししてきてからずっと
解体して焦点を変化させていきます。ポイントは細かく、具体的に詳細を挙げていきます。以下のような質問をしていきます。
ザックリとふるいにかける質問をする
①「最近いつそんなことがあったのか」を確認します。
今回の場合は仮に、2日前の夜に上の階のからドタバタして寝付けが悪かったとします。
この作業は大切で、頭の中で必要以上に話しを創っているのか、もしくは実際にあった話しなのかを確認出来ます。
答えられない場合は思い込みによるものとなります。
今回の例では難しいので、他の例だと「あの人いつもムカつくのよね!」と考えている人がいます。
いつもって?最近、いつムカつくような事があった?あなたに何かしたの?と質問したら「なんとなく」や「顔見ただけでムカつくのよ」と具体的な事実が出てこない時などです。
もしかしたら以前何かあったのかもしれないですが、それすら覚えてなくて頭の中で決めつける事により自分で自分にストレスをかけていることもあります。
一つ一つ具体的に質問する
②次に思考の要因で挙げたものを取り扱い具体的に自分自身に問いかけてみます。
- 何故こんなにうるさいの?
これに関してはしっかり疑問に思えているので良いです。何故を突き詰めるのも良いかもしれません。誰なのか?2階の何処なのか?など
- 何時だと思っているの?
具体的に何時?いつも同じ時間なの?誰基準の時間?
- 怒鳴り散らしてやりたい
どんな事を伝えるの? 大声だしたいだけ?目的は?
- 引っ越ししてきてからずっと
引っ越してきたのはいつ頃?ずっとて?どれくらいの期間?毎日?例外は?
という具合に徹底して解体していきます。
そうすると思い込みの要素が多かったこてや、雌鹿の例で全体が見えてないのに雌鹿や外敵を登場させ頭の中で物語を創ってしまうこともなくなってしまいます。
このように一つ一つ硬く結ばれた紐を解くように、仮想世界の出来事を現実世界に戻し自分の思い込み要素を探すと客観的になり、いつの間にかストレス反応が変化していきます。
感情の要因についてはこちらで詳しく伝えています。
もう一歩踏み出すなら
冷静になったらあなたが自身がどうなりたいのか考えましょう。
あなたは、理想を言えばどんな感じになったら良いのですか?
詳しくは、こちら
やり方がわからなかったり、葛藤があったりしたら、それぞれに合った対処をしてどんな行動を取れば良いか判断します。
詳しくはこちら
最後に
はじめに伝えたように今回のやり方は負荷が高いです。ですので全てやらなくても良いですし、①の「最近いつそんなこてあったのか」という質問だけでも良いです。自分に必要なことをリンクから飛んでやってみるのも良いかもしれません。
ストレスを管理するやり方は複数あります。自分に出来そうなものが今のあなたに合っているものです。